- 【名前】飯島 幸人
- 【性別】男
- 【年齢】21歳
- 【職業】カラオケ店アルバイト
- 【住んでいる場所】栃木県宇都宮市
- 【借金額】レイク 借り入れ金額 約40万
- 【借金の理由】ギャンブル
- 【何を滞納したのか】返済金
私の返済に困った体験談
私は大学時代にギャンブルにはまって借金をしてしまいました。
ギャンブルはもちろんパチンコ。
当時は若かったこともあり,授業を抜け出しては毎日のように通っていたことを思い出します。
最初はアルバイトと奨学金合わせて約8万程度,食費や家賃などは親からの仕送りを当てていたので実質8万円すべてをパチンコに使っていたわけです。
ギャンブルに使う金額に底はありません。
使う金額も次第に上がっていき月8万円あっても足りない状態になっていきました。
友人にもお金を借りたりしたこともありましたが学生だったこともあり数千円が限界でした。
完璧なギャンブル依存症だったこともあり,パチンコに行けない状態になると頭がおかしくなりそうでした。
そんな時,ふと見つけたインターネットの広告で学生向けのカードローンがあることを知りました。
「借金は怖いものだ」そんな考えが当時の私にはありましたが,禁断症状がどうしても抑えられず,「学生向けだから大丈夫だろう」「大人なんだからきっと返済できる」などという安易な考えですぐに申し込んでしまいました。
今考えればこれが返済地獄へのはじまりだったのかもしれません。
融資の申し込みから一週間もしないうちに手元にカードが届きました。
申し込みの流れは比較的簡単で,「住所・氏名・免許書・学校名・収入明細(アルバイトを含む)」を用意すれば終わりでした。
早速作ったカードでATMへ。
最初の借り入れ金額は10万円程度だったと思いますが,その三日後にはまた借りていました。
最初のうちは「借りてもすぐに返せばいい」「低い金額なら金利も18%でも大丈夫」と思っていましたが,最初の借り入れから一ヶ月もたたないうちに金額は膨れ上がり40万円になっていました。
「返せば大丈夫,来月からすぐに返してしまおう」そんな思いを胸に最初の返済日が3日後に迫ってきたときです。
なんと私は返済する予定のお金を持ってパチンコに行ってしまったのです。
もちろんぼろ負けです。
最初の返済の期限を守ることができませんでした。
頭の中が真っ白になり。
怖くて一日中怯えていたのを覚えています。
とりあえず返済日当日にカード会社に連絡をして,お金がなくて返せないことを伝えました。
怒られるのかと思っていましたが,想像とはうらはらに対応してくれた女性のオペレーターの方は親切な対応をしてくれました。
しかし,「カードの借り入れは今後できなくなります」「明確な理由がなく,今後も返済ができない期間が続くとカードを返却していただきます」との説明をうけました。
カード返却命令が出た場合は私の個人情報がブラックリストに載るということであり,私は「次からの返済は必ず行います」と伝えて電話を切りました。
一回目の返済はバイト先から前借りをしてことなきを得ました。
一回目の返済ができない人間が次の返済をできるわけもありません。
案の定私はカードを返却し,ブラックリスト入りをしてしまったのです。
さすがの私も冷静になり,自分の起こしてしまった過ちを冷静に考えました。
「このままではけない,返済プランをきちんと立てよう」それから地獄のような日々が続いたのです。
毎月の返済金額は2万円ですが,そのうちの半分が利子になっているのです。
よく考えれば18.0%の利子はとんでもなく高いのです。
そんなことも考えられないくらい私の頭の中はパチンコでいっぱいだったのでしょう。
今は大学2年生,毎月2万円の返済だと4年近くなってしまいます。
私は一括返済を目指してバイトを掛け持ちすることにしました。
目標は大学3年生までの1年間の間に完済すること。
そのためには毎月5万円以上を貯金に回して生活しました。
毎月3万円なり4万円なり返済金額を上げて返済していければよいのですが,どうやら一度決めた返済方法以外は変更できないらしく,全額溜まった時点での一括返済(完済)しか認められないそうです。
大学2年生だと授業も一番難しい時期ですし,他にもサークル活動にも参加していたので大変でした。
バイトはカラオケ店で働いていましたが,飲食店と掛け持ちすることにしました。
朝は学校,夜は掛け持ちでバイト。
もちろん寝る時間もほとんどありません。
友人との付き合いもだんだんと疎遠になっていったのを覚えています。
親に泣きついてお金を借りることもできましいたが,さすがに私の良心が許しませんでした。
それから約一年,地獄のような日々もようやく終わりを迎えて無事に完済することができました。
興味本位ではじめたギャンブで大切な時間と,かけがえのない仲間を失いました。
使った金額と借り入れた利子を合わせると相当な金額になったことでしょう。
お金を借りることは決して悪いことではありません。
自分で計画を立て無理のない返済方法を選択すれば何の問題もないのです。
他にも住宅ローンや自動車ローンなどがありますがほとんどの人が利用しています。
これは私の教訓ですが,お金を借りるからには,本当にそのお金が必要なのかを今一度冷静に確かめてから借りることにしましょう。
管理人からのコメント
ギャンブルにはまって借金をしてしまう人は本当に多いです。
また、ギャンブル依存症状態になっていると、際限なく借りてしまうので、この方のようにあっという間に借金額が膨らむことも珍しくありません。
この方は初回の返済からできなかったみたいですが、一度ブラックリストに載ってしまったのであれば、債務整理という方法もあります。
借金額的に任意整理だと思いますが、それでも利息を支払う必要がなくなるので、だいぶ返済が楽になります。
具体的にどう返済するかは一度弁護士に相談をして解決策を教えてもらうのがいいですね。
借金の返済に困っているのであれば、一つの手段として覚えておいて損はないですよ。